”セルフヘルスケア”ワンポイント講座

秋の夜長、心と身体をハーブの力でじっくり癒す「アロマテラピー」

秋の夜長、心と身体をハーブの力でじっくり癒す「アロマテラピー」
アロマテラピーは、その起源を古代のエジプト文明にまで遡ります。何千年もの昔から、人間は植物の力をかりて健康増進や美容促進をはかってきました。すっかりおなじみの「アロマテラピー」という言葉は、20世紀初頭のフランス人化科学者によって命名されました。フランスでは主に医療として、イギリスでは美と健康を目的として発達しました。

植物の持つ芳香物質(精油)を、嗅ぐ、皮膚に塗布する(希釈したもの)、呼吸により肺から吸収させる、など様々な方法で利用することで、ストレス等からくる心身の不調を改善し自然治癒力を高める手助けをしてくれます。

日本においても昔から民間療法として植物が用いられてきました。私達が日常よく口にする「シソ」「生姜」「わさび」「ゆず」などが挙げられ、風邪をひいた時に飲む生姜湯などはその代表格です。このように我々が昔から恩恵を受けてきた植物のパワー。このパワーをアロマテラピーという形で日常の中に上手に取り入れ、より豊かな時間を自分にプレゼントしてあげましょう。

アロマオイルは非常に多くの種類があり、その中から選ぶのはなかなか難しいものです。
用途に合わせる場合は、ある程度の知識も必要です。でも、まずは難しく考えず自分の好きな香りを選んでみます。その時の気分や直感でピッタリくるものは、不思議とその時に自分が必要な精油だったりするのです。

今回は、この秋におすすめの免疫力をアップするハーブティーと、乾燥による手荒れを防ぎ血行を促進するハンドトリートメントをご紹介します。
阿部しずか(AEAJ認定アロマセラピスト)
阿部しずか
AEAJ認定アロマセラピスト
生活の木Herbal Life Collegeやカルチャースクールの講師を担当。 大学卒業後、忙しく働きながらもアロマテラピーの勉強を続け、資格取得。毎日の生活に香りを取り入れ、アロマテラピーを実践しています。最近では自宅でのハーブ栽培も始め、季節ごとのハーブを育て、収穫を楽しむ。現在アーユルヴェーダトリートメントの指導も行う。
生活の木 www.treeoflife.co.jp
秋のスペシャル・ハーブティー
抗ウイルス作用やビタミンCを多く含むハーブを日常で上手に取り入れて免疫力アップ。新型インフルエンザの予防にも!

(用意するもの)
ティーポット(耐熱性)、カップ(耐熱性)、砂時計、茶こし、 ティースプーン
ドライハーブ:ローズヒップ、エルダーフラワー、エキナセア

【効用】
■ローズヒップ
美肌に効果。ビタミンCはおよそレモンの10倍。メラニン色素の生成を抑えシミを予防しコラーゲンの生成を助ける。目の疲れにも。
■エルダーフラワー
マスカットに似た甘い香り。古くから「万能の薬箱」と呼ばれている。抗アレルギーや抗ウイルス作用があるため、花粉症や風邪の初期症状に。
■エキナセア
ネイティブアメリカンのハーブ。免疫力を高める作用や抗アレルギー作用がある。(※キク科アレルギーのある人は注意。)
秋のスペシャル・ハーブティー
アロマ・セルフハンドトリートメント
だんだん寒さが増してくる季節。乾燥による手荒れを防ぎ、血行を良くしてくれるセルフトリートメントを自宅で楽しみましょう。
心地よいアロマの香りでリラックス効果も大です!

(用意するもの)
ビーカー、ガラス棒、保存容器、ラベルシール
精油(エッセンシャルオイル): オレンジスイート 3滴、 ゼラニウム 1滴、ジンジャー 1滴 (※1滴=0.05ml)
植物油:カレンデュラオイル(浸出油) 25ml

【効用】
■オレンジスイート
気分を明るく、元気にしてくれる。消化器系全般や疲れた肌を活性化。
■ゼラニウム
心、ホルモン、皮脂すべてのバランスを調整する。憂うつな気分を和らげたり、皮脂のバランスを整える。利尿作用もあり、リンパ液の流れも刺激し体内にたまっている余分な水分・老廃物の排出を促進。
■ジンジャー
心身ともに温かくしてくれる。感覚を鋭くし、集中力と記憶力を高める効果があるとされる。体を温める作用があり、冷え・血行不良などの時にトリートメントや足浴におすすめ。皮膚刺激があるので、肌が敏感な方は少量の使用にとどめること。
■カレンデュラ
ビタミンAやフラボノイドを含み、手荒れを防ぐ。

アロマ・セルフハンドトリートメント


【パッチテストを行いましょう】
精油、植物油を肌に使用する場合はパッチテストを行うことをお勧めします。
使用するトリートメントオイル(精油+植物油)を腕の内側のやわらかい部分に少量塗り、そのまま12~24時間おいて様子を見ましょう。もし、異常が起きた場合は、すぐに使用を中止し、石けんで洗い流しましょう。